室戸岬からバスで海岸沿いに北西へ進むと奈半利に到着。ここから2002年に開業した土佐くろしお鉄道「ごめん・なはり線」に乗って高知(後免)へと出ることが出来ます。この路線も阿佐海岸鉄道と同様、国鉄の路線として工事が進むもその後第三セクターとして開業した路線。奈半利(写真)からまっすぐ高架線が続いていきます。
駅に着くと入口で待っているのは「なは りこ」ちゃん(写真)。土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線には20駅全てにやなせたかし氏デザインのキャラクターが存在しており、駅前のオブジェや駅名標を始めとして、あちこちに登場します。
キャラクターの由来は地元の特産品だったり歴史だったり、はたまた語呂合わせだったりするのですが、そんなキャラクターを20種数もデザイン出来るのはさすがプロの漫画家。車内の放送も凝っていて、「次は下山。しもやまちどりちゃん(写真)の下山」とキャラクターの名前が入る徹底ぶり。
奈半利より海沿いを走り20分ほどで安芸(写真)に到着。街の中心から若干離れているせいか駅の近所には何も無いのですが、駅に地元の特産品や土産物を扱う「ぢばさん(地場産)市場」が併設されていてお土産を買うには事欠かず。見慣れない使い方の仮名だったので「ぢばさん」を一瞬「ちばぎん」と見間違えました。
安芸のひとつ後免寄りの駅は「球場前」。ここは毎年阪神タイガースがキャンプを行う場所で、駅にはトラッキーのパネル(写真)が。
そのキャンプ場と駅を挟んで反対の海側に位置する場所にかつて土佐電鉄の安芸駅の跡(写真)があります。今は駅舎を模したレンガ造りの建物だけが残るのみですが、その建物に取り付けられているパネルに当時の路線図が記されており、現在のごめん・なはり線とほとんど変わらない駅名が並んでいます。
安芸(球場前)から後免までの土佐くろしお鉄道の路線はほぼこの旧安芸線の路線に沿って建設されており、言わば1974年に安芸線が廃止されて以来、実に28年経って鉄道が復活したという珍しい事例。
一部サイクリングロードと化した土電安芸線の路線跡(写真)は、土佐くろしお鉄道の車窓からも見る事が出来ました。
「ごめんまち子」さんの駅・後免町駅は愛称「ありがとう駅」(写真)。「ごめん駅があればありがとう駅もほしい。ごめん駅とごめん町駅ではまぎらわしい」とはパネルに書かれたやなせたかし氏のメッセージ。

土電の後免町停留所(写真)がすぐそばにあります。かつてはこの停留所から安芸方面に伸びていた路線の痕跡もあったのですが、今や周りにコンビニや駐車場が出来てすっかり小奇麗に。
後免駅で見かけた展望デッキ付列車(写真)。あまりに興味をそそったので、後免から折り返し後免町までの一駅だけ乗りました。
さらにキャンプ地安芸を通るこの路線には一瞬阪神電鉄の電車かと思うようなこんな列車も。阪神タイガース応援列車(写真)です。
奈半利の「なはりこ」ちゃんに始まり、後免駅ではホームの先端で「ごめん えきお」君(写真)が出迎えてくれます。
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